こんにちは、夫の静(しず)です。

妻の葵が化学物質過敏症(以下、MCS)を発症してから、外で香害を浴びてしまって体調が優れない日は、数日間家の中でデトックスに専念する時間が必要になります。

前回の記事では、そんなおうち時間を明るくしてくれたゲーム(マインクラフト)のお話をしました。

今回はその第2弾として、リビングに穏やかな彩りを添えてくれた「音楽の趣味」についてお届けします。

それが「ウクレレ」です。

元々は、私自身が40歳の節目を迎えるにあたり、「長く続けられる何かを始めたい」と思ったのがきっかけでした。

結果として、とある理由から私がメインで奏でる形にはなっていますが、外に出られない日の葵にとっても、心安らぐ最高の癒やしになっています。

この記事を読むとわかる事
  • 楽器未経験の40歳男性が、最初の一歩に「ウクレレ」を選んだ3つの理由
  • 皮膚がデリケートなMCSの妻と楽しむための工夫と、わが家のリアルな楽しみ方
  • 教室に通わず、YouTubeを活用して完全マイペースに生涯の趣味を育てるコツ

1. なぜウクレレ?楽器未経験の40歳が選んだ「3つの決め手」

音楽の経験が一切なかった私が、数ある楽器の中からウクレレを選んだのには、現実的な理由がありました。

  1. 楽器初心者でもハードルが低い:
    弦が4本と少なく、ギターに比べてネックも細いため、基本的なコード(和音)であれば数日で鳴らせるようになります。

  2. コンパクトで場所を取らない:
    部屋の隅に立てておいても圧迫感がなく、思い立ったときにサッと手に取れます。

  3. 集合住宅(賃貸マンション)でも安心な音量:
    アコースティックギターのような大きな響きではなく、素朴で優しい音色。日中であれば近隣への音漏れを過度に心配せず、気兼ねなく弾くことができます。

2. なぜ「夫メイン」に?皮膚が敏感な妻との試行錯誤

実は購入当初、「夫婦二人で交互に弾けたら楽しいね」と話していました。

肌が敏感で指先が荒れやすい葵のために、プラスチック製ではなく指への当たりが柔らかい「革のピック」も一緒に用意したのです。

しかし、いざ触ってみると、ピックを持つ右手は良くても、弦をぎゅっと押さえる「左手の指先」が痛んでしまい、長時間の練習は難しいことがわかりました。

そのため、現在の練習は私がメイン。

葵は気が向いたときにポロンと数音鳴らしてみたり、私が練習している横でリズムに合わせて手拍子をしたり、音色を聴いたりと、無理なく楽しんでいます。

自分が弾けなくても、葵は楽しそうに耳を傾けてくれます。

それだけで、この楽器を迎えて本当によかったと感じています。

3. 教室には通わない。YouTubeをお手本に「自分の歩幅」で練習

上達のスピードだけを考えれば、音楽教室に通うのが一番の近道かもしれません。

しかし、私は教室には通わず、YouTubeのウクレレ奏者の方々の丁寧な解説動画をお手本にしながら、独学で少しずつ練習を進めています。

「早く上手くならなきゃ」と焦る必要はどこにもありません。

40歳から始めたこの小さな楽器は、誰かに披露して競い合うためのものではなく、「これからの人生を楽しむ、生涯の相棒」として迎えたものだからです。

休日の午後や、夜勤前のちょっとしたスキマ時間。

弾きたいときに取り出し、ポロポロンと優しい音を響かせる。

その時間が、日々の仕事のストレスをじんわりと癒してくれます。

まとめ:外に出られない日も、癒しの時間を

MCSという制約の中で暮らしていると、どうしても「外で奪われたもの」に目が向きがちになります。

けれど、外へ出られない日だからこそ、家の空気を自分たちの手で温かくすることはできるはずです。

不器用な指先で奏でるメロディと、それに合わせて微笑む葵。

そんなささやかな温もりが、私たちの家をより居心地の良い場所にしてくれています。

私たちの小さな試行錯誤が、同じように家の中で過ごす時間を少しでも明るくしたいと願う方のヒントになりますように。

明日も妻の笑顔のために、歩みを進めていきます!

実践される際はご自身の体調に合わせてご判断ください。詳細は[免責事項]をご確認ください。