知っておきたい「ステロイド」のランク。場所に合わせて正しく選ぶための知恵
こんにちは、葵です。
以前の記事では、ステロイドを「怖がらずに短期間でしっかり使う」というお話をしました。
でも、お家に余っているステロイドを「どこにでも塗っていい」というわけではありません。
実はステロイドには「強さのランク」があり、塗る場所(皮膚の厚さ)に合わせて最適なものを選ぶ必要があるのです。
今回は、特にお顔への使い方など、賢い使い分けのポイントをお届けします。
- ステロイドにある「5段階のランク」とは?
- なぜお顔には「弱いランク」が適しているの?
- 場所によって変わる、皮膚の「吸収率」の驚きの違い
☆ひとまとめ☆
ステロイドには効果の強さによって5つのランクがあり、症状や塗る場所に合わせて処方されます。特にお顔は他の部位に比べて皮膚が薄く、お薬の成分を吸収しやすいため、「優しめのランク」を短期間使うのが鉄則です。正しいランクを知ることで、副作用のリスクを最小限に抑えながら、安全にお肌をケアしていきましょう。
▼私のステロイドとの向き合い方▼
ステロイドの「5つのランク」を知ろう
ステロイドは、その効果の強さによって以下の5段階に分類されています。
- 最強(Strongest): 手のひらや足の裏など、皮膚が厚い場所に。
- かなり強力(Very Strong): 体のひどい炎症に。
- 強力(Strong): 一般的な体の湿疹などに。
- 中等度(Medium): 皮膚が薄い場所や、お子様に。
- 弱い(Weak): お顔や目の周りなど、デリケートな場所に。
「強い薬=悪い薬」ではありません。
「火事の大きさに合わせて、バケツか放水車かを選ぶ」のと同じで、今の症状にぴったりのランクを選ぶことが大切なんです。
お顔には「優しめ」が選ばれる理由
実は、体の場所によってお薬の「吸収率」は全く違います。
腕の内側を「1」としたとき、お顔(特に頬)の吸収率は約13倍、まぶたにいたっては約42倍にもなると言われています。
皮膚が薄いお顔に強いお薬を塗ってしまうと、必要以上に成分が吸収されてしまい、皮膚が薄くなったり赤ら顔になったりする副作用が出やすくなるんです。
だからこそ、お顔には「Medium」や「Weak」といった、優しめのランクが選ばれるのですね。
「使い分け」を習慣に
「体が痒いから、お顔用の薬を塗っちゃおう」としても、今度は効果が弱すぎて治りが遅くなってしまいます。
- 体用: 処方された強めのものを、しっかり塗る。
- お顔用: 医師の指示通り、優しめのものをピンポイントで。
このように使い分けることが、結果的にお薬を使う期間を最短にする近道になります。
💡 葵と静の「ここがチェックポイント!」
まぶたの吸収率が42倍ってびっくりだよね。お顔に塗る時は、いつも以上に慎重に、優しく塗るようにしているよ☆
そうだね。場所によって全然違うんだ。だからこそ、皮膚科の先生が「これは顔用、これは体用」って分けて出してくれるのには、ちゃんと深い理由があるんだね。
おわりに
ステロイドのランクを知ることは、自分の体を守るための大切な知識です。
「なんとなく塗る」のではなく、「ここはデリケートだからこのお薬」と納得して使えるようになると、治療への安心感もぐっと増しますよ。
化学物質過敏症(MCS)との生活では、自分のお肌と対話する時間がとても多くなります。 お薬の力も賢く借りて、一歩ずつ健やかなお肌を育てていきましょう。
★ひとまとめ★
- 5段階のランク: 症状と場所に合わせて、最適な「強さ」を選ぶことが大切。
- お顔は優しく: 吸収率が高いため、お顔には弱いランクのお薬を短期間使うのが基本。
- 自己判断はNG: 「どこにどのお薬を塗るか」をしっかり守ることが、副作用を防ぐ最大のコツ。
▼私のステロイドとの向き合い方▼

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