こんにちは、夫の静(しず)です。

私の勤める職場では、数か月に一度のペースで定期的に飲み会が開催されています。

実は私自身、若い頃からお酒の席が大好きで、以前の会社では率先して自ら幹事を務めていたタイプでした。

しかし、40歳を迎えた今、私の取り巻く状況は大きく変わりました。

体調管理を見直す中で「減酒」からスタートし、現在ではほぼ「完全断酒」の生活へとシフトしています。

そして何より決定打となったのが、妻である葵の化学物質過敏症(以下、MCS)の発症でした。

かつては楽しい息抜きの場だった飲み会が、MCSのパートナーを持つ家庭にとっては「家に危険な化学物質を持ち帰ってしまう、最も警戒すべきイベント」へと姿を変えたのです。

「職場の付き合いを断ると角が立つのではないか?」
「家族のために、どこまで自分の生活を制限すべきか悩んでいる……」

そんな葛藤を抱える方へ向けて、元・飲み会好きの私がなぜきっぱりと飲み会を手放したのか、実際にあった失敗談と、断ることで手に入った素晴らしい変化をお話しします。

結論から言うと、飲み会を手放したことで私の人生の幸福度は劇的に上がりました

義理の付き合いに悩んでいるあなたの心が、フッと軽くなるヒントになれば幸いです。

この記事を読むとわかる事
  • 居酒屋や夜の街が、MCSにとって「最悪の二次被曝ルート」になる理由
  • 飲み会をやめたことで手に入った4大メリット
  • 職場の人間関係を壊さずに、スマートに飲み会を断るための伝え方

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1. 飲み会好きだった私が「減酒」から「断酒」へ舵を切った理由

私が日常的にお酒を飲むのをやめたのには、大きく分けて2つの理由があります。

自身の体力の変化と「健康志向」への目覚め

40歳という年齢を迎え、交代勤務の過酷さも重なって、若い頃のように翌朝ケロッと起きることが難しくなってきました。

それまで無頓着だった食生活や睡眠を見直す中で、アルコールも徐々に減らし始め、最終的には「飲まない方が圧倒的に身体が軽い」と気づき、自然と断酒に至りました。

私たち夫婦がお酒の代わりに飲み始めた美味しい飲料

原材料はぶどうと炭酸のみ「スパークリンググレープジュース」

自然と薄れていった「飲み会」への執着

お酒を飲まなくなると、不思議なことにあんなに好きだった「飲み会」そのものへの興味が自然と薄れていきました。

以前のように幹事として走り回ることもなくなり、自分から飲み会を企画することは完全にゼロになりました。

しかし、私が「誘われた飲み会すら、きっぱり断るようになった」のには、自分の健康以上に絶対に譲れない決定的な理由があったのです。

2. 最大の理由:飲み会は「大量の化学物質」を家庭に持ち帰ってしまう

MCSの家族がいる家庭において、夜の街や居酒屋へ行く最大の恐怖は、「自分自身が化学物質の運び屋になってしまうこと」です。

一歩夜の街に出れば、すれ違う人々の強い香水、柔軟剤、飲食店の強力な芳香剤に囲まれます。

さらに居酒屋の店内は、壁や椅子に長年染み付いたタバコのヤニ臭(三次喫煙の有害物質)が充満しており、密閉空間でお酒を交わす同僚との距離はほぼゼロ距離。

喫煙スペースの煙や、服に染み付いた合成香料を、自分の髪や衣服、皮膚全体にたっぷりと吸着させてしまうのです

【実体験】忘年会の夜、車内で起きた悲劇

これは、まだ私の危機感が甘かった頃の苦い失敗談です。

ある年の忘年会に参加した帰り、最寄り駅まで葵が車で迎えに来てくれました。

私が車のドアを開けた、その瞬間でした。

私がまとっていた強烈なタバコ臭と香料に、葵は一瞬で息を詰まらせ、激しい体調不良に襲われてしまったのです。

「しまった……! 完全に油断していた……!」

酔いは一瞬で吹き飛び、血の気が引きました。

常備していたピリカレスプレーを浴びるように吹きかけ、帰宅後は衣服をすべて脱ぎ捨てて即座にお風呂へ直行し、洗濯機を回しました。

それでも皮膚や髪の毛の残り香は簡単には消えず、葵に数日間にわたる体調不良と苦痛を強いてしまいました。

この痛烈な後悔から、私は「家族を危険に晒してまで行くべき飲み会など、この世に一つもない」と固く誓ったのです。

3. 飲み会を完全に断つようになって得られた「4つの自由」

飲み会をすべて断るようになってから、以前の自分を振り返って「なぜあんなに必死に通っていたんだろう?」と不思議に思えるほど、私たちの暮らしは豊かになりました。

自身の健康を完全にコントロールできる(体調の自由)

飲み会に参加すると、過度なアルコールだけでなく、濃い味付けや添加物の多いおつまみを夜遅くに摂取することになります。

締めのラーメンまで平らげて翌朝胃もたれ……という悪循環が完全に無くなりました。

毎月のお金が浮き、本当に大切な人へ使える(経済の自由)

会社の飲み会は、1回あたり約5,000円前後の出費になります。

2次会まで行けばあっという間に1万円近くが消えていました。

この固定費のような浪費がゼロになったインパクトは絶大です。

同じ5,000円を使うなら、葵と一緒に安心できる食材を買ったり、美味しいご飯を食べるために使いたい

お金の使い道が極めてクリアになりました。

③ 拘束されていた時間が、すべて夫婦の時間になる(時間の自由)

飲み会は、現地への移動(1時間半前出発)、1次会(2時間)、2次会(1時間半)、締めと帰宅……と計算すると、実に「合計6時間以上」もの時間を浪費していました。

この時間をすべて手放したことで、葵との時間を増やすことができました。

④ 人間関係の気疲れがなくなり、心が軽くなった(精神の自由)

「断ったらノリが悪いと思われるかな……」という不安は、最初の一歩だけでした。

「身体を壊して禁酒している」
「体調管理に専念している」

誠実に理由を伝えたところ、職場の同僚たちも驚くほどすんなりと理解してくれました。

今でも気さくに声はかけてもらえますが、「ごめん、お酒やめてるから!」と笑顔で断り、相手も快く受け入れてくれる、ストレスフリーな関係性が築けています。

まとめ:一番守りたいものは何か。選ぶ勇気が暮らしを変える

かつては「大人の付き合い」として当たり前のように参加していた会社の飲み会。

しかし、葵のMCS発症をきっかけにその習慣を手放したことは、結果として「夫婦の安全な暮らし」と「自分自身の健康・時間・お金」を同時に守る最高の一歩となりました。

飲み会との付き合い方に悩むあなたへ

職場の付き合いを断るのは、最初は少し勇気がいるかもしれません。でも、周囲の目を気にして大切なパートナーを危険に晒し、自分自身も心身をすり減らしてしまうのは、あまりにも代償が大きすぎます。

自分たちの家庭にとって、本当に守るべき優先順位は何か?

その軸を一本しっかりと心に通すだけで、余計な見栄や付き合いは驚くほど軽やかに手放すことができます。

外のニオイを持ち帰らない、世界一安全な我が家をつくること。

そして、浮いた時間とお金で、大切な人と心穏やかな日々を重ねていくこと。

その選択の積み重ねが、私たちの毎日を優しく、力強く支えてくれています。

明日も妻の笑顔のために、ブレずにできる防衛を続けていきます!

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