コンビニのおにぎりやサンドイッチ、スーパーのお惣菜の裏側を見たとき、一番と言っていいほど頻繁に出会うのが「pH調整剤」です。


「ピーエイチ……なんだか理科の実験みたいで難しそう」


「保存料とは何が違うの?」


そんな風に感じている方も多いかもしれませんね。

実はこれ、食べ物の鮮度を守るために欠かせない、影のサポーターなんです。

今回は、その仕組みと付き合い方についてお話しします。

今回の執筆にあたっての参考書籍

この記事の内容は、食品添加物のスペシャリストである渡辺雄二さんの著書を参考に構成しています。

  • 渡辺雄二 著:『「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』

この記事を読むとわかること
  • なぜ「保存料」ではなく「pH調整剤」と書かれているの?
  • 乳酸やクエン酸が、食べ物の「鮮度」を守る仕組み
  • 複数の成分がまとめて「pH調整剤」と一括表示されるルール

「pH調整剤」という漢字ばかりの名前を見ると、少し身構えてしまいますよね。これは、食べ物の酸性度をコントロールして菌が元気になるのを防ぐ、いわば「お守り」のような役割です。乳酸や酢酸など、私たちが普段から知っている「酸」の仲間が活躍しています。

▼食べても大丈夫な添加物のリスト▼

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菌が苦手な環境を作る「お守り」

pH(ピーエイチ)とは、酸性・アルカリ性の度合いのこと。これを一定に保つのがpH調整剤の仕事です。

  • 乳酸
    • 分類: 合成
    • 正体: ヨーグルトなどでおなじみの酸ですが、添加物としては糖分を微生物に分解させて作ります。
    • 役割: 食品を適度な酸性に保つことで、腐敗菌が繁殖するのを防ぎます
  • 酢酸ナトリウム(再登場!)
    • 分類: 合成
    • 役割: pH調整剤として使われる時は、特にお惣菜やコンビニおにぎりの「日持ち」を良くするために使われます。保存料ほど強力ではありませんが、菌の増殖を抑える力が強いんです。

💡 葵と静の「ここがチェックポイント!」

保存料を使っていないお弁当に「pH調整剤」が入っているのは、代わりにこれで腐るのを防いでいるってことかな?

そうなの。「保存料不使用」と書かれていても、pH調整剤で日持ちをさせているケースは多いんだよね。一括表示といって、複数の成分が混ざっていても「pH調整剤」とだけ書けばいいルールがあるのも、覚えておきたいポイント☆

おわりに

「pH調整剤」のおかげで、私たちは忙しい日でも安全に美味しいものを口にすることができます。

でも、あまりに多くの調整剤が使われているものは、それだけ鮮度をキープするのに「力(薬)」が必要だということ。


完璧に避けることは難しくても、選べる時はなるべくシンプルなものを選ぶ

そんな小さな気遣いが、頑張っているあなたの内臓を休めることにつながりますよ。

  • 鮮度キープ: 菌が繁殖しにくい環境を作ることで、食中毒などを防ぐ。
  • 一括表示のナゾ: 複数の成分が入っていても「pH調整剤」と一言でまとめられることが多い。
  • 葵の視点: 保存料よりは穏やかなものが多いですが、これが多い加工品は「鮮度を薬で保っている」というサインでもあります。

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