こんにちは、葵です。

これまで連載してきた「食べても大丈夫な添加物」の解説シリーズも、今回がいよいよ最終回です。

最後にご紹介するのは「グリセリン」。

食品の裏側で「溶剤」として書かれていることもあれば、スキンケア用品で「保湿成分」として見かけることも多いですよね。

「食べるものに入っていて大丈夫なの?」

「溶剤って、何かを溶かす強い薬のこと?」

そんな最後の疑問をスッキリ解消して、このシリーズを締めくくりましょう。

今回の執筆にあたっての参考書籍

この記事の内容は、食品添加物のスペシャリストである渡辺雄二さんの著書を参考に構成しています。

  • 渡辺雄二 著:『「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』

この記事を読むとわかること
  • 「溶剤」としてのグリセリンが果たしている大切な役割
  • グリセリンのルーツは「あぶら」。私たちの体との意外な関係
  • シリーズの最後に、私が伝えたい「お買い物との向き合い方」

グリセリンは、油脂(あぶら)を分解して作られる、少し甘みのある無色透明の液体です。食品の中では、香料を溶かして均一に混ぜる「溶剤」として、あるいはしっとり感を保つ「保湿剤」として活躍しています。もともと私たちの体の中にも存在する成分なので、過剰に怖がる必要のない、付き合いやすい添加物の一つです。

▼食べても大丈夫な添加物のリスト▼

食べても大丈夫な添加物だけを選んで、買い物をしている葵。
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「溶剤」って、実は仲良しにするための道具

「溶剤」という言葉を聞くと、何か強力な薬品をイメージしてしまいますが、食品におけるグリセリンの役割はもっと穏やかです。

  • 役割: 香料や色素など、そのままでは混ざりにくい成分を溶かし、食品全体にムラなく広げるための「橋渡し役」です。
  • 特徴: アルコールの一種ではありますが、お酒(エタノール)とは別物で、刺激が少なく、食品の味を邪魔しません

グリセリンの正体は「あぶらの骨格」

実はグリセリンは、私たちが普段食べている植物油や動物脂の主成分(中性脂肪)の一部なんです。

  • 分類: 溶剤(甘味料や保湿剤としても使われます)
  • 正体: 油脂が分解されるときに生まれる成分で、私たちの体内でも脂肪が燃焼する過程で作られています
  • 安心ポイント: 体の中に馴染みのある成分なので、スムーズに代謝されます。添加物の中では、もっとも「食べ慣れている」仲間と言えるかもしれません。

💡 葵と静の「ここがチェックポイント!」

グリセリンって、化粧水にも入っているから「しっとり」のイメージが強かったけど、食べ物の中では香りを守る役目もしているんだね。

そうだね。お菓子のしっとりした食感を保つのにも一役買っているよ。これでシリーズも最後だけど、こうして一つずつ正体を知ると、ラベルを見る目が「疑い」から「納得」に変わっていくね。

おわりに

全10回以上にわたってお届けしてきた添加物のお話、いかがでしたでしょうか。

最初は「カタカナだらけで怖い!」と思っていたラベルも、正体を知れば、それが「美味しさを守るため」や「安全に運ぶため」の工夫であることが見えてきます。

完璧に避けることは難しくても、「これは大丈夫、これは控えよう」と自分で選べるようになること。

その主体的な選択こそが、化学物質過敏症(MCS)を抱えながら、心地よく生きていくための第一歩だと私は信じています。

これからも、自分の体と対話しながら、楽しくて美味しい食卓を作っていきましょうね。

  • グリセリンの役割: 香料などを溶かし、食品の質感をしっとり保つ。
  • ルーツは油脂: 私たちの体の中にもある成分で、安心感が高い。
  • シリーズの終わりに: 「正体を知ること」が、心の安定と健やかな体を作ります。

▼食べても大丈夫な添加物のリスト▼

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