【化学物質過敏症と鼻呼吸】つい、口呼吸になっていた私の話。鼻は「天然の高性能フィルター」でした
こんにちは、葵です。
化学物質過敏症(MCS)を発症した当初、私には無意識のうちに定着してしまった、ある「悪い癖」がありました。
それは「口呼吸」です。
当時の私は、外の世界が臭すぎて、とにかく匂いを嗅ぎたくありませんでした。
マスクを何重にも重ねていたので鼻呼吸がしにくかったのもありますが、何より「鼻から空気を吸い込むのが怖い」と感じ、自然と口で浅い呼吸をするようになっていたのです。
でも実は、この「匂いを避けるための口呼吸」が、MCSの体にとっては逆効果だったと、後になって気づきました。
- 匂いを恐れるあまり陥りがちな「口呼吸」が、実は解毒の負担を増やしてしまう理由
- 鼻腔が持つ「加湿・加温・ろ過」という、化学物質から身を守るための優れた天然フィルター機能
- 自律神経を整え、粘膜のバリア機能を正常に保つための「安全な場所での鼻呼吸」の重要性
☆ひとまとめ☆
匂いを避けようとする「口呼吸」は、鼻の天然フィルターを通さず化学物質を直接肺へ届けてしまうため、意識的な「鼻呼吸」で粘膜のバリア機能を守ることが大切です。
鼻は「天然の高性能フィルター」
私たちの鼻は、単に匂いを感じるだけではありません。
鼻腔にある粘膜や鼻毛は、外から入ってくる塵やホコリ、そしてある程度の化学物質をキャッチし、体内に直接入るのを防ぐ「フィルター」の役割を果たしています。
口呼吸は、このフィルターを通さずに空気を直接体内に取り込むこと。
つまり、外の化学物質をノーガードで肺に送り込んでいたのです。
匂いを嗅ぎたくない一心で、もっと危険なことをしていたのかもしれない…と、今振り返ると怖くなります。
鼻呼吸が、粘膜のバリアを高める
鼻呼吸をすると、吸い込んだ空気が鼻腔を通り、そこで適度な「加湿」と「加温」が行われます。
これが、気道や肺の粘膜を乾燥から守り、ウイルスや化学物質に対するバリア機能を正常に保つために不可欠なんです。
私は、口呼吸によって粘膜が乾燥し、余計に化学物質への感受性を高めてしまっていたのだと思います。

まずは、家の中から「鼻呼吸」を
「外の匂いが怖い」という気持ちは、痛いほどよくわかります。
でも、まずは安全な自宅の中で、意識的に「鼻で吸って、口で吐く」ゆっくりとした呼吸を心がけてみませんか?
鼻呼吸は自律神経を整える効果もあり、MCS特有の緊張や不安を和らげる助けにもなります。
「匂いを避ける」だけでなく、「鼻を健やかに保つ」ことも、MCSの体には必要な対策だと、私は感じています。
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