「香料のニオイが怖くて、外に出るのが絶望的に辛い」

「どうして周りは分かってくれないの?と怒りと悲しさでいっぱいになる」

こんにちは、葵です。

化学物質過敏症(MCS)を発症した当時、私は何もできず、ただ家の中に閉じこもる毎日を送っていました。

今、お買い物や旅行に行けるまで回復した私自身を振り返って、当時と今の自分の一番大きな違いは何かと聞かれたら、それは間違いなく「メンタル(心の持ち方)」だと感じています。

外からの対策(マスクや入浴剤、環境改善)ももちろん大切ですが、それと同じくらい、いえ、それ以上に大切なのが「内側のケア」です。

即効性はないけれど、私は一番大事なのではないかと思っています。

今回は、お金をかけずに今すぐ始められる「視点の切り替え方」と、過敏になった心をやさしくほぐす「心の余白の作り方」をまとめました。

相手を「敵」にしない。心の余裕が生まれた日

発症初期、強い香料を纏った人とすれ違うたび、私は激しい恐怖と「なぜそんなに強い匂いで外出するの?」という強い憤りを感じていました。

しかし、少しずつ体調が落ち着いていく中で気づいたのは、「相手にも相手の事情や暮らしがある」ということでした。

相手を敵視して攻撃的な気持ちでいると、自分の自律神経が一番緊張し、結果として過敏症状を悪化させてしまっていたのです。

「相手を責めるのではなく、距離を置く」「相手の事情を想像してみる」という心の余裕を持てるようになったこと。

これこそが、私の回復への大きなステップでした。

絶望の渦中から「今の自分」を受け入れる(MCSとの付き合い方)

「昔の健康な私に戻りたい」と過去ばかり見ていると、今の動けない自分が惨めでたまらなくなります。

ゼロ円でできる「感謝」と「小さな余白」の作り方

心がギスギスしている時こそ、今ある「小さな幸せ」に目を向ける練習が効果的です。

  • 「ありがとう」を口に出す: 家族の支えや、今日無事に過ごせたことに感謝を向けると、不思議と心がゆるみます。
  • 意図的に「隙間」を作る: 予定を詰め込まず、何もしない時間、ボーッとする時間を自分に許してあげましょう。
  • 関連記事:日常がパッと明るくなる「感謝」の力

思考のループを止める「手仕事」と「お出かけ」のリフレッシュ

頭の中で「ニオイが」「症状が」と考え続けてしまう時は、手先を動かしたり、安全な方法で気分転換をするのが一番の薬です。

まとめ:重症のときは無理をしなくて大丈夫

今、重い症状で苦しんでいる方に「心の余裕を持とう」「相手を許そう」と言っても、それはとても難しいことです。

心がギリギリの時は、そんな余裕がなくて当たり前です。

だから、無理に心を切り替えようと焦らなくて大丈夫。

「今日は少しだけ、外の空気が気持ちよかったな」

「一回だけ『ありがとう』と言えたな」

そんな小さな小さな一歩で十分です。

外側のケアと並行して、あなたのペースで少しずつ心に「隙間」を作っていきましょう。

その余白が、いつかあなたを穏やかな日常へと運んでくれるはずです。

実践される際はご自身の体調に合わせてご判断ください。詳細は[免責事項]をご確認ください。