妻と共に化学物質過敏症の対策を模索する日々……。その中で出会ったのが東洋医学(漢方)の優しい教えでした。

はじめに:初めて出会った東洋医学(漢方)のやさしさ

こんにちは、夫の静(しず)です。

妻が化学物質過敏症(MCS)を発症してから、私たちは「あれもダメ、これもダメ」という、目に見えない敵との戦いでした。

原因を徹底的に排除しても、妻の体調がなかなか安定しない時期があり、私は「これ以上、一体どうすればいい」と、無力感に襲われていたのです。

そんな時、私のガチガチに強張っていた心をほぐし、我が家に劇的な転換期をもたらしてくれた一冊があります。

それが、国際中医専門員である櫻井大典先生の著書病気にならない 食う寝る養生』です。

何故かブックカバ―2枚ついてました

この記事では、薬だけに頼らない「東洋医学・漢方」の知恵を私たちがどのように暮らしに取り入れたのか、夫の目線からレビューします。

ネット情報に振り回されるのはもう終わり。我が家のバイブルとなった優しい本はこちら

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この記事の結論

MCSとの戦いは、悪いものを『排除する』だけでなく、元々人間に備わっている生きる力を『養う』ことで初めて前へ進むことを学びました。その羅針盤になってくれる究極の一冊です。

私たちが漢方の「養生」を取り入れ始めた切実な理由

妻が発症した当初、私たちはいかにして化学物質を無くすかという、環境改善ばかりに囚われていました。

しかし、いくら外側を固めても、妻自身の「身体の内側」が弱っていたら、ほんの小さな地雷でまた倒れてしまう。

原因の排除だけでは、いつか限界が来ることに気がついたのです。

葵自身を、外の刺激に負けないように内側から作り直していくしかないぞ

そう決意して手にとったのが、この本でした。

本書に書かれていたのは、難しい漢方薬の名前ではなく、「人間が本来持っている力を引き出すための、究極にシンプルな日常の過ごし方」だったのです。

本書を読んで我が家が取り入れた事

この本は、全編を通して「がんばらない養生」を教えてくれます。

その中でも、我が家の指針となった素晴らしいポイントを3つ厳選してご紹介します。

1. 何かを「足す」より「引く」を意識

健康になるために何かを「足していく」のではなく、まずは日々のマイナスポイントを減らしていく(引いていく)

それこそが、健康で免疫力が高い状態を作るための必須条件であると、本書には書かれています。

実は、何かを新しく始めるよりも、今ある悪習慣を「減らす(引く)」ことの方が圧倒的にハードルが低く、実践しやすくて効率的。

この本質を知ったとき、私たちはまさに目からウロコが落ちる衝撃を受けました。

2. 「寝ること」こそが、最高の解毒(デトックス)

10分でも早く寝る

本書のこの言葉に、私はハッとさせられました。

MCSの方は日々の生活のなかで、健康な人の何倍ものエネルギーを使って解毒を行っています。

睡眠不足の身体では、どれだけデトックスしても毒を排出しきれない。

その本質を学び、我が家はこの「10分でも早く寝る」を家訓にしました。

その結果、妻の状態が目に見えて落ち着いていったのです。

3. がんばりすぎず、長くゆるく続ける

私がこの本で一番救われたこと。

それは技術的なノウハウではなく、著者の櫻井先生の「ゆるくでいいので、ひとつでもできそうなことから始めてみませんか」という優しい言葉でした。

完璧に対策しなきゃ、早く治さなきゃと、自分自身を追い詰めていた私の心のトゲを、この本が綺麗に抜いてくれました。

おすすめ:あなたの手元に、一生モノの「お守り」を

この本は、一度読んで終わりにするビジネス書とは違います。

「なんだか最近、妻の体調が優れないな」

「季節の変わり目で、自分の身体も重いな」

そんな時に、パッと開いて「今の自分に必要なこと」をその場で教えてもらう、一生モノの『家庭の医学』です。

これほど心にスッと染み込み、明日からの行動を変えてくれる優しい言葉で書かれた養生本は、他にありません。

明日からの「あたたかい安心」が、この一冊に詰まっています。

あえて言いたい、本書の「2つのデメリット」

どんな名著にも、人によって合う・合わないがあります。

妻を守るためにシビアに本を評価してきた私だからこそ、あえて購入前に知っておいてほしい「デメリット」も包み隠さずお伝えします。

1. 「即効性のある情報」ではない

本書で紹介されているのは、あくまで日々の食事や睡眠によって、数ヶ月・数年単位で少しずつ身体の土台を立て直していく「養生」です。

「これを飲めば明日には皮膚炎が治る」

「この漢方薬でMCSが完治する」

そんな即効性のある裏ワザを求めている方にとっては、物足りない(当たり前すぎる)内容に感じてしまうかもしれません。

2. 重度の皮膚炎や急性期の対策本ではない

著者の櫻井先生の教えは非常に優しいですが、本書は一般の方向けの健康書です。

そのため、MCSの「今まさに苦しんでいる急性期」の緊急対策や、皮膚炎に関する専門知識が網羅されているわけではありません。

まとめ:身体の声を聴き、一歩ずつ育てる

一見すると物足りなく感じるかもしれない「当たり前の生活習慣」。

しかし、この「当たり前」こそが、実は一番難しい一歩だと感じました。

即効性を求めるのをやめ、この本を信じて「今日食べるもの」「今夜の睡眠時間」という足元を1ミリずつ整えていく。

結果として妻の身体に「ブレない強さ」が宿り始めたのです。

遠回りに見えてこれこそが最高の近道でした。

いま、MCSとの戦いの中で心も身体もヘトヘトになっているあなたへ。

まずは今夜、少し早く電気を消して、大切な人とゆっくり眠ることから始めてみませんか?

私たちの安息の地は、日々の小さな「養生」の積み重ねの先にあるのだと信じています。

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実践される際はご自身の体調に合わせてご判断ください。詳細は[免責事項]をご確認ください。