化学物質過敏症の買い物術「まぶたのピリピリ」は逃げるべき合図?
こんにちは、葵です。
化学物質過敏症(MCS)の私が手に入れたのは、世界でたった一つの「精密な警報機」でした。
以前はただ逃げ回るだけだった「匂い」の溢れる世界。
でも今は、身体の声に耳を澄ませることで、少しずつ行ける場所を増やしています。
私の肌が「ピリッ」と教えてくれるのは、撤退のタイミング。
あっきた…(スタスタ…)
OK!逃げてていいよ!
自分を大切にするための「身体との対話」から見えてきた、新しい世界のお話です。
- 「身体は最高の警報機」!匂いより先に危険を察知する、まぶたの「ピリピリ」という初期サインの活用法
- 重症化を防ぐための決断力:サインが出た瞬間に「即、撤退」することが、深刻な肌荒れを回避する唯一の鍵
- 体質を責めるのをやめる。敏感すぎるセンサーを「自分を守るための愛」と捉え直すマインドセット
敏感すぎる肌は「高性能センサー」
MCSになってから、私の「敏感肌」のレベルは格段に上がりました。
香料はもちろん、空気中のわずかな刺激にも肌がすぐに反応してしまい、絶望的な気持ちになることも少なくありません。
でも、最近になって気づいたことがあります。
この「敏感すぎる肌」に、私は救われているのかもしれない、と。
買い物に行けるようになったからこそ
以前に比べれば、普通に買い物へ出かけられる日も増えてきました。
とはいえ、外の世界は常に「匂い」で溢れています。
特に、強い香料をまとった方が近くに来ると、私の肌はすぐに悲鳴を上げます。
でも、匂いを恐れて常に逃げ回っていては、まともに買い物をすることすらできません。
そこで私が頼りにしているのが、身体が送ってくれる「初期サイン」です。

瞼(まぶた)の上が教えてくれる、逃げるタイミング
私の場合、最近のセンサーは「瞼の上」にあります。
強い化学物質が近づいてくると、そこが「ピリッ」と反応するのです。
以前は、このサインを明確に意識できていませんでした。
なんとなく違和感があってもその場に留まり続け、結果として顔全体がひどく荒れてしまう……という失敗を何度も繰り返してきました。
でも今は違います。
「ピリッ」と来たら、即、撤退。
まだレジを済ませていない状態なら、とにかくその場から一目散に離れます。
外にまでは出なくとも、空気の流れが違う場所へ逃げる。
これだけで、取り返しのつかないほどの肌荒れは、確実に避けられるようになりました。
身体の声は、私を守るための「愛」
センサーが反応した後は、少し赤くなることもあります。
でも、それは身体が全力で私に「ここは危ないよ!」と教えてくれた証拠です。
「どうしてこんなに弱いの?」と自分の体質を責めていた時期もありました。
でも今は、この敏感さは、過酷な環境の中で私が生きていくために備わった「精密な警報機」なのだと思えるようになりました。
自分の身体の声に、静かに耳を澄ますこと。
それは、自分自身を大切に扱うことそのものです。
これからも、この「正確すぎるセンサー」と対話をしながら、少しずつ、自分の行ける場所を増やしていきたいと思っています。


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